満足できる注文住宅を建てるポイントは、ズバリ! 会社選びにある。
では、自分にぴったりの会社を選ぶにはどうすればよいのか。
この記事を活用して複数の建築会社を比較検討、実際に見学に出かけてみるのがいちばんだ。
下のグラフは家を建てた先輩たちにとって会社選びの決め手になった項目の上位5つ。どれも大切な項目だが、それぞれの家族によって重視する度合いは変わってくるはず。あなたの場合はどうだろうか。ここでは重視する項目ごとに、わかりやすく解説していこう。同時に、気になる会社が見つかったあと、何を確認すればスムーズに会社選びができるのかを解説していく。さあ、あなたにぴったりな建築会社を選ぼう。
会社の信頼度や担当者の人柄が大切と考える人は、地元で長く実績がある会社や、担当者の顔が見えたり、会社の雰囲気がわかるかどうかという点に注目しよう。さらに完成・入居後のアフターフォローがしっかりしているかも見極めて会社を選ぶと建築後も安心だろう。
積極的に質問して担当者の対応を見る
モデルハウスや構造見学会、完成見学会では、予算や構造から特徴まで気になることを積極的に質問してみよう。そのとき、担当スタッフの説明や接客態度などをチェック。一方的に話を進めないか、こちらの立場になってくれそうか見極めよう。
上手く予算内に収めたい人は実例などプラン例を参考に、自分の予算に合った価格帯の建築を得意とする会社を検討するといい。会社によって建築コストの坪単価は異なっているのが実情。自分たちの予算を決めたら希望のプランが実現できそうか相談を。希望を実現してくれる会社は必ず見つかるはずだ。
建築費の内訳と諸費用はしっかり確認する
住宅の建築費は工法や材料から設備・仕様によって様々。実際の家を見ながら「建築費にはどこまで含まれるか」「それ以外の諸費用はどの程度か」の2点を必ず確認しよう。その上で、「実際の見積もりはできるだけ詳細項目ごとに」とリクエストする。
プロならではの提案力を重視する人は、その会社の手がけた実例をできるだけ多く見るのがポイント。その中から限られた条件の中で出来る限りの要望を実現する、柔軟な発想と高い設計力を読み取ることができる。その会社の得意な工法やデザインなどもしっかり把握したい。
自分の希望をぶつけて担当者の対応を見る
提案力やクオリティについては実際に自分の目で確かめるのがいちばん。現地で希望に近いと判断できたら、「こんな家が欲しい」と希望を担当者にぶつけてみる。そのとき、具体的な方向性がサッと示されるかどうかは提案力の高さの大きな判断材料になる。
実際に家を建てた先輩たちの意見を参考にしたいと考える人は、できるだけ多くの生の声をチェックしてみるといいだろう。完成・引き渡し後も、引き続き会社と施主の間で良好なコミュニケーションがとれ、信頼関係が築かれているかどうかは、大きな判断ポイントである。
気になるところを施主や設計担当に質問
完成見学会や施主宅訪問などでは、施主や設計担当者から直接話を聞くことができる。この貴重なチャンスを生かし、気になる点を積極的に質問してみよう。特に施主と仲良くなって、裏話的な話を聞くことができれば、会社選びに大いに役立つだろう。
安全で長持ちする基本性能を備えていることが第一と考える人は、工法や構造に関する情報に注目しよう。強固な建物であると同時に、省エネ性能や気密・断熱性能などもチェックしておきたい。長期優良住宅に対応したり、品確法による住宅性能表示がされているとさらに安心だ。
構造見学会での疑問は積極的に質問してみる
性能や構造部分を確かめるには、建築途中で開催される構造見学会に参加するのがいちばん。実際に構造部分を触って強度を確認してみる。さらに説明で疑問に感じた部分は質問してみよう。専門的な分野だが、分かりやすく説明してくれるかが見極めるポイント。